物書きの物置き

物書きなので、物語を書いて並べます。

【検証】「見た目で雰囲気変わる」←わかる。全身赤い人の雰囲気も変わるのか試してみた

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みなさん、こんにちは。松田です。

突然ですが、今日のぼくの雰囲気、いつもと違わないですか?

そうなんです。今日は、勝負パンツをはいてきたんですよ。

 

さて、そんな感じで、「今日なんか雰囲気違うね」と言われたことって、ありますよね?

見た目が7割とか見た目が100パーセントとかいうように、見た目がその人の雰囲気を決めているとも言えるでしょう。

ですが、ここで、みなさんは不思議に思うはずです。

 

「全身赤い人の雰囲気って、色と服のどちらが決めるんだろう?」って。

 

あ、思いませんか・・・。

でも、気になりますよね。

 

ということで今回は、全身赤い人に服を着せて、検証してみました。

 

赤い人を作ろう

服を着せるためには、まず赤い人を用意しなければなりません。

というわけで、さっそく赤い人を作ってみましょう。

この発言だけ見るとホラー作品のサイコパスみたいですが気にしないでください。

 

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まず、赤い人の写真を用意します。

この写真だけ見ると、本当にあった怖い話に出てくる、ニタニタしながらくねくねする妖怪みたいですが気にしないでください。

 

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赤い人を切り取り・・・

 

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台座に立てて完成です。

簡単ですね。

 

背景を切り取ると、可愛さだけが残りました。

それでは、服を着せてみましょう。

 

赤い人に服を着せよう

今の段階では、赤い人に服を着せるというのがどういうことか伝わってないと思います。

実物で表すと、つまりこういう感じです。

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ジーパンのジャンパーを着せてみました。

ちょっと似合ってる気がしませんか?

なんでしょう、髪型かな?

 

ともあれ、こういう感じで服を着せていきます。

今回は、服を着せた赤い人を8種類ご用意しました。

 

 

 

今回ね、やばいですよ。

 

軽い気持ちで作ったんですけど、すごいことになったんですよ。

 

みんなオシャレさんになっちゃったんですよ。

 

いやもうね、みなさん、見たら腰抜かすから。

 

どっしぇ~~~!って言っちゃうよ。

 

見ちゃう?見ちゃうの?

 

 

どうしよっかな~。

 

いや、ごめんごめん。

 

じゃあ見せちゃうよ~!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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8人のオシャレな赤い人たち、爆誕!!!!!!

 

どうですかこれ。

よく見てもらったら実感できるんですけど、とてつもなくおしゃれです、彼ら。

それでは、一人ずつじっくりと見ていきましょう。

 

 

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トップバッターは彼。

もうね、陽気。陽気さが伝わってくる。

「うわっはっは!」って笑ってるのがわかる。

一緒にいても、赤いのとか気にならないのがわかる。

それって情熱だよねって。肌が赤いのって情熱が溢れてるだけだよねってね。

なんかもう付き合いたくなるよね。自分なんだけど。

 

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さてさて、お次は彼。

あ、手は錯覚で肌色に見えてるだけです。

塗り忘れとかじゃないのでご安心ください。

でも眼科には行かなくても大丈夫です。

 

彼、イタリアにいそうじゃないですか?

イッタ~リアの街をナンパしながら陽気に歩いてそうじゃないですか?

顔が赤いのは飲みすぎてるだけだと思います。

十数年来の友人と飲み明かした帰り道なんでしょうね、きっと。

草むらの上を歩いているのは、道を間違えたからでしょうね。

酔っぱらってますから。

 

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そして彼。

キューバ革命の指導者、チェ・ゲバラの顔がかっこよすぎて、ピントを取られました。

人を率いて革命を起こした人間の顔というのは、いつの時代も目を奪われるもの。

しかし、なんかもうチェ・ゲバラの顔しか目に入りませんね。

これで、赤い人も、チェ・ゲバラTシャツを着せると雰囲気が変わるというのわかりましたね。

 

ちなみに足首の色は、チェ・ゲバラ色です。

 

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次はちょっと趣向を変えて、リクルートスーツを着せてみました。

新緑の春、リクルートスーツを着て出社する、赤い人。

『赤い人』が季語になりそうな勢いです。

顔が赤いのは、緊張してるからでしょうね。

行きたくて行きたくてしょうがなかった第一志望の会社に入社して、初出社なんですよ。

それはもう緊張しますよね。

顔が赤くなってもしかたありません。

初々しさがうかがえる、良い一枚でした。

 

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さて、そんな顔の赤い青年は、数年後ちょっといいスーツを着れるくらいまでに成長しました。

いいですねー、心の底から楽しめる仕事に就けたことがわかりますね。

とても楽しそうです。

顔が赤いのは、これからこの会社史上最年少で役員会議に出席するからでしょう。

がんばれ!

 

ちなみに、体は緊張を感じる暇もないくらい忙しいことがわかりますね。

ほら、手は赤くなってないですから。

 

f:id:hikyo-wo-write:20170507232925j:plainそんな彼の休日。

シンプルだけども爽やかな服を選んでますね。

休日もほんとうに楽しそうです。

今日は、大学の頃につるんでた仲間でビリヤードにでも行くんでしょうね。

休日を楽しめる男は出世すると物語っているような一枚です。

 

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そんな彼も大学時代はちょっとパンクな服を着ていました。

全身にジーパン生地をまとって、仲間と飲み歩いたものです。

まったく、顔も手も赤くなるほど飲んじゃって・・・。

でも楽しそうだからいい!

今を楽しめ、若者よ!

 

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さて、いかがでしたでしょうか。

見事なまでに、赤い見た目が気にならなくなっていましたよね。

見た目が雰囲気を変えるというのは、本当だったようです。

それでは最後は、海に行くとセンスが悪い赤い人で終わろうと思います。

 

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それでは!

 

 

 

 

「自分で生きていくための武器を身に着けると、人生は楽しくなる」学生ライター・松田氏が考える『生き方を考えるプログラム』とは?

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「大学1年が終わるくらいまで、ぼくは死ぬことばかり考えてたんです。でも、自分がどう生きたいかを考えて、ライターという道を見つけて歩いてきたら、生きるのが楽しくなった。」

わたしの目をまっすぐに見つめながら、少し笑みを浮かべてそう言うのは、ライターとして仕事をしながら大学に通う、松田和幸さん。

生まれは山口県で、姉をもつ双子の弟として誕生。

そして高校を卒業するまでを山口県で過ごし、大学進学を機に沖縄へ移住した。

「山口は良いところでしたよ。平和だし、仕事はあるし、温泉街もあるし。生きていくのには困らない場所です。でも、自由がありませんでした。自分で生き方を選べる、という自由が。」

高校時代に、身の回りの環境に猛烈な窮屈さを覚えて、大学は県外に行くことに決めていたという。

そこで、自分で行き先を選べるようになったからこそ、小さい頃から憧れていた沖縄に移住することにしたそうだ。

「沖縄に来たら、大学に入れば、自分が変われる気がしてました。でも、ぼくは変わらなかった。山口にいた頃と同じ窮屈さを、ずっと感じていたんです。ぼくを変えてくれたのは、バイト先のオーナーにもらった『自分がどう生きたいかを、自分の頭で考えろ』という言葉と、自分の努力でした」

松田和幸という一人の男性から伝わってきたのは、自分らしく生きようという強い意志だった。

 

今までは、環境に生き方を制限されてきた

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ぼくの親は、とても心配症で過保護な人です。

ぼくが小さいころから、ぼくの身の回りの世話をすべてしてくれていた記憶があります。

でも、ぼくが何かをやらかして怒らせてしまうと、「すべてのことを自分でやれ。もうお前のことは知らん」と言って、しつけをする人でした。

そのたびにぼくは「あぁ、自分の命はこの人たちに握られているんだな」と思ったのを覚えています。

 

ぼくが山口で見た大人は、親と学校の先生と塾の先生だけでした。

 

そしてぼくが生きられる世界は、親が作ったものでした。

親がぼくの人生を支配していたからこそ、親はぼくに言うことを聞かせようとしていました。

「私たちの言うとおりにしてれば幸せに生きていけるんだ」といつも言っていました。

でも、ぼくの両親は毎晩ケンカをしてたんです。

父親は仕事から帰ってくるなり酒を飲んでは暴れ、母親は知らん顔をして逃げる。

そんな家だったから、家族で話すことが、ほぼなくなりました。

父親とは、年に一回会話するかしないかのレベルです。

そんな2人を見てると、「この人たちの言うことを聞いてたら、こんなに不幸になるんだ」という危機感をもったんです。

ぼくは、絶対に両親のような人間になりたくないし、彼らの作ったような家庭を作りたくない。

こうなるくらいなら死んでやる、と決めました。

でもぼくは彼らの生き方しか知らなかったので、『結婚することは不幸』だと思ってましたし、『生きてても楽しいことなんてないんだ』と思い込むようになりました。

そう思い込むと生きようが死のうがどうでもよくなり、両親に反発するようになりました。

「殺したいなら殺せ」「俺はお前らの奴隷じゃない」「お前らの望むとおりにさせようとするなら、目の前で自殺してやる」と言い続けてきました。

彼らはいつも「お金がない」と言っていたので、自分がいなくなればいいんだという思考になったのもあって、そう言い続けてました。

そんなぼくをちゃんと生かしてくれたので、良い両親なんですけどね(笑)

とはいえ、地元にいたときのぼくは、自分で生き方を選べるという事実を知らなかったんです。

 

沖縄にきて、自分がどう生きたいかを考えはじめた

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沖縄には、山口にはほとんどいないタイプの人たちがたくさんいました。

自分で事業をやっている人とか、自分のなかにある想いに突き動かされている人とか、答えはないけどとりあえずやってみるとか、そんな人たち。

山口にも数人いたんですけど、あの頃のぼくはそのすごさを理解してなかったから、今思えばもっと話しておけばよかったなと思います。

 

琉球大学に入ったぼくは、『とりあえず何かしなくちゃ』という危機感に追われて、いろんなところに顔を出したりインターンをしたりしてました。

でも、それらは自分がやりたいからやってるんじゃなく、やらなきゃいけないと思ってたからやってたんですね。

その結果、背負ってる責任がしんどくなって、そのほとんどをやめてしまいました。

あのとき関わっていただいてた方々には、本当に申し訳なく思っています。

 

結局、当時のぼくは、何も自分で選んではいなかったんですね。

自分がやりたくてやってるわけじゃなく、やらなきゃいけないような気がするからやってる、というような感じ。

だから責任を持とうとしなかったし、続けようとしなかった。

そんな自分だったから、常に自分を責めていたし、ナイフを自分に突き立てるイメージばかりしてました。

死んでくれという言葉を投げ続けていました。

 

当時、ぼくはバイトしてたんですけど、そんなぼくだったから全然役に立たなかったんですよ。

出勤してても上の空なこともありましたし、自分から動けないし、みたいな。

でも、そんなぼくに「それでもお前を信頼してるぞ」という言葉を、バイト先のオーナーが言ってくれたんです。

それが大学1年が終わるころですね。

12月にバイトとして入社して、仕事もちゃんとせず、逃げるように休学を決めたぼくに、オーナーはそう言ってくれました。

それが嬉しくて、「この人のために命をかけて頑張ろう」と思ったんです。

そして、常々言われていた「自分がどう生きたいかを自分の頭で考えろ」という言葉を胸に、休学中に考え続け、ライターという道を見つけました。

同時に、日本おもしろ記事大賞というコンテストで賞をもらうという実績をもって帰りました。

ちなみに、そのときの作品がこれです。

matsudakun.hatenablog.com

 

そんなこんながありまして、ライターとしてやっていく中で『ライティング』という武器を身に着けたんですよ。

すると、不思議なことに生きるのが楽しくなったんです。

今までは自分が嫌いだったし、死ぬことしか考えてなかったんですけど、それってたぶん、自分が何の役にも立たない人間だと思い込んでたからなんですよね。

それが今、誰かの役に立てるようになって、仕事をするなかで自分を表現できるようになったからこそ、生きるのが楽しくなったんだと思います。

誰かの役に立つというのは、誰かのために生きることではありません。

自分の価値を発揮して、他人に認めてもらう行為です。

誰かの役に立つからこそ、自分が生きててよかったと思える瞬間があることを、ライターになってから学びました。

 

努力すれば、生き方を選べる。だから、努力できる環境と仲間を作りたい

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ぼく、2か月前に、靴磨きをするサービスを始めたんですよ。

もともと自分の靴を磨くのが好きでやってたんですけど、だんだんと『汚れてる靴をすべて磨きたい』と思うようになったんですね。

まぁいろんな壁があるし、試行錯誤してるなかでしんどいことがいっぱいあるんですけど、やっぱり楽しいんですよ。

最近は実力もついてきたし、収入もアップしてきたのもあるし、なにより自分が好きなことなので。

 

自分が好きなことで人の役に立って、なおかつお金がもらえるってすごく幸せだなぁと思うんです。

そして、できればみんなにもやってみてほしいと思っています。

生きてて楽しくなさそうにしてる人には、とくに。

でも、自分が好きなことなんてそう簡単には見つからないし、続けていくのも難しいとは思います。

 

だからこそ、ぼくは作りたいものがあります。

それが『生き方を考えるプログラム』です。

 

ざっくり言うと、ぼくが今靴磨きをやってるように、それぞれが好きなことで価値を提供してお金を稼いで、月に1回くらいの頻度で報告会をするというものです。

このコミュニティー内では、たとえば「靴磨きを3回するから、車を見てほしい」というように、自分のもってるスキルのやりとりができます。

好きなことをやるというのは、ほんとに何でもいいんです。

ぼくはライティングと靴ですが、ネイルが好きならネイル、散髪が好きなら散髪、アクセサリー作りが好きならアクセサリーを作って売って、車が好きなら整備をしてみる。

ダンスが好き、楽器ができるなら余興で稼いでみるとか、そんな感じ。

とにかく自分が好きなことで誰かに価値を提供して、それに見合った対価をもらうというのが、このプログラムの趣旨です。

 

好きなことが見つからなければ、とりあえず自分が好きそうなことをやってみて、2週間くらい続けてみて、好きなら続ければいいし、違うと思ったらやめればいい。

そうやって、自分の武器を見つけて磨いていくのが、このプログラムです。

一人でやるとハードルが高いものも、同じようなことをやってる仲間がいるからやりやすいはず。

仲間同士でコラボして、新しいことが生まれてもおもしろいなと思っています。

 

今働いているバイト先が「人・モノ・情報が集まることで、学生が自分の生き方を考えていく場所」なので、そこの卒業制作にできればと思っています。

この話はまだしてないので、できるかはわかりませんが。

本来、そんなのは必要ないんですけど、最後の恩返しとして何かを残していきたいので、そう思っています。

 

とりあえずは自分が自分の好きなことで収益を得て、そのノウハウが確立してからだなと思ってるので、まだ何も動いてはいません。

ですが、やりたいなと思ってくれた方がもしいらっしゃれば、一緒にやりませんか?

 

 

 

 

 

 

取材の最後に、彼はこう言っていた。

 

「あくまでぼくは、経験上、この方がいいのではないかと思っているだけです。

本来なら考えなくてもいいことかもしれないし、余計なことに時間を使っているのかもしれない。

時間を無駄にしているのかもしれない。

どう考えて、何を選択するかは、自分で決めることであり、人の勝手です。

その自由を尊重したうえで、ぼくは言います。

自分で選択した自分の人生を生きるのは、楽しいですよ。」

 

(取材・文・写真・編集/松田和幸) 

知らない土地に、自分を置くこと

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未知のものに出会いたい。

 

それは別に、UMAに出会いたいという壮大なものではない。

ぼくは、今の自分が知らないことに出会いたいのだ。

それが、ぼくが生きている意味の大部分を占めている。

 

未知のものは、けっこう身近なところにあふれている。

本のなかにあったり、ネット上を漂っていたり、人の発言のなかにあったり、頭のなかに突然現れたり。

”未知”に形はなく、いろんなところに存在している。

それらに出会うと、ぼくはとてもワクワクするのだ。

知らないことに出会うことで、ぼくは世界の広さを再確認し、世界に飽きずに済む。

もっと生きようと思う。

 

でもたまに、目の前の物事に追い詰められて、とてつもなく逃げ出したくなるときがある。

世界は広いのに、自分はどこにでも行けるのに、なぜ今この場所に縛られているのかと。

そんな思いが頭を離れなくなって、ぼくは逃げるように海外へ行く。

場所はどこでもいい。

とにかく、何も知らない、自分のことを知る人間がいない、自分のアイデンティティがない場所へ行くのだ。

 

そこは、まったくの未知の世界。

街を歩くだけで、未知のものを浴びられる。

そんな世界に身をひたすことで、体にたまった毒が抜けていき、

そしてまた、ワクワクできるようになる。

 

知らないことを知るということは、等身大の自分を思い出させてくれるのだ。

知らないことがあると知っているからこそ、ぼくはぼくでいられる。

等身大でいれば、自分の足は確実に前に進んでくれる。

 

本当の自分を知らなければ、幻想に足をすくわれる。

そして、自分がこけたことにも気づかず、前に進んでいる夢を見るのだ。

全身を着色するときに使ってほしい、おすすめの着色料6選

みなさん、こんにちは。

松田です。

文化祭やハロウィン、忘年会や節分などで、全身に色を塗る場面、ありますよね。

そんなとき、どうやって着色料を選びますか?

大体の方は絵具を想像されると思いますが、絵具にもいろんな種類があり、一口に絵具と言っても着色の仕方や落ちやすさが違うのです。

だから今日は、ぼくが実際に体で試した結果をふまえて、各着色料の効果や使いやすさ、落としやすさを考えて、ランキング形式でまとめていきます。

それではまいりましょう。

 

全身に色を塗るときに使いやすい着色料ランキング

6位 ポスターカラー

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塗りやすさ ★★☆☆☆

染まり具合 ★★☆☆☆

色の伸び ★☆☆☆☆

落としやすさ ★★★★☆

発色のよさ ☆☆☆☆☆

満足度 ☆☆☆☆☆

一見、体に塗るのに適していそうなポスターカラー。

でも塗ってみると、意外とすぐにボロボロはがれてしまうのです。パフォーマンスをしている途中で全裸になってしまうことも。

ブラックボードに塗るときの満足度はピカイチですが、体に塗るときの満足度はイマイチです。

 

5位 水彩絵の具

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塗りやすさ ★★★★★

染まり具合 ★★★★★

色の伸び ★★★★★

落としやすさ ☆☆☆☆☆

発色のよさ ★★★★☆

満足度 ★☆☆☆☆

初心者が、体に色を塗る入門編として選びがちなのが、この水彩絵の具。

たしかに塗りやすいし発色もいいので入門編としては最適なんですが、とにかく落としづらいんですよね。

ボディーソープをつけたスポンジで2時間くらいこすってやっと全身の色が落ちるという感じ。

しかもさらに、重大な欠点があるのです。

それは、周りに色がつくということ。

水彩絵の具を塗って服を着ると、服に色がつくし、触ったものに色をつけてしまう。

さらには汗で色がはがれてしまうこともあるので、極寒の地で全身に色をぬるときにはおすすめします。

もしくは、紙に繊細な絵を描くときにおすすめします。

 

4位 油性絵の具

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塗りやすさ ★★★★☆

染まり具合 ★★★★★

色の伸び ★★★★★

落としやすさ ☆☆☆☆☆

発色のよさ ★★★★★

満足度 ★★☆☆☆

全身着色に慣れてきた段階の人が手を伸ばし始めるのが、油性絵の具。

かくいうぼくもそうでした。

油性絵の具は、とにかく発色と色の伸びがいいんです。

塗り残しなく塗れるのが、この塗料の最大の特徴。

だから背中などの、なかなか手が届かない部分でも、数回手が届けば塗れちゃう、素晴らしい塗料です。

しかも、塗ったまま海にも入れるので、水中で使う場合は油性絵の具一択です。

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しかし一方で、こちらも水彩絵の具と同じく、落としづらい。

しかも周りにつくし、なんなら水彩絵の具より落としづらい。

水彩絵の具はボディーソープでいいんですが、油性絵の具を落とすときには、食器用洗剤をスポンジにつけてこする必要があるのです。

しかもこれも2時間くらいがんばらないと落ちません。

落とし終わるころには全身かぴかぴになるので、普段から肌貯金をしておくことが重要です。

ちなみにぼくは今、2か月分くらいたまっています。

 

3位 アクリル絵の具

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塗りやすさ ★★★☆☆

染まり具合 ★★☆☆☆

色の伸び ★★☆☆☆

落としやすさ ★★★★☆

発色のよさ ★★★★☆

満足度 ★★★☆☆

全身着色を極め始めたひとがたどりつくのが、アクリル絵の具という境地。

何度もやって、落としやすさを重視するひとが使う塗料です。

アクリル絵の具は、肌につけると二度と落ちないと思われがちですが、むしろ他の絵の具より落としやすい優秀さをもっています。

シャワーで全体を流し、残ったところはボディーソープで洗えば全身さっぱり。

髪についたのはシャンプーで落とせます。

しかしこちらも欠点があります。

それは、剥げやすいこと。

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アクリルは落としやすい分、剥げやすいんです。

本当に短い時間、たとえば3分だけパフォーマンスなどをするぶんには大丈夫なんですが、時間が経てば経つほど剥げていくので、色直しを頻繁にする必要があります。

なので、使うときは水彩絵の具と混ぜるというのも一つの手ですよ。

たしかに落としにくくはなりますが、色の残り方は格段に上昇します。

 

※アクリル絵の具は、服につくとマジで落ちないので注意してください。

 

2位 Tシャツくん

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塗りやすさ ★★★☆☆  

染まり具合 ★★★☆☆

色の伸び ★★★★☆

落としやすさ ★★★★★

発色のよさ ★★★★★

満足度 ★★★★★

この世のすべての塗料を並べたときに、『体に塗る着色料部門』で1位を狙える可能性のあるのがこの塗料。Tシャツくんです。(2018/1/28、朱肉インクに負けました)

口の広い容器、硬化時間、周りにつかない。それらを考慮したときに、最高の塗料といえます。

東急ハンズで買えますよ。1000円くらいしますけど。

質感は、薄いゴムを塗っているような感じ。とにかく伸縮性があるので、塗ったまま激しい動きをしても大丈夫です。

落とすときは超カンタン。シャワーで流すと、角質がボロボロ落ちていくかのように、塗料がはがれていきます。まるで、風呂場で生まれ変わっているような感覚になりますよ。

洗い流したあとも肌がかぴかぴにならないので、まさに3方良しの塗料といえます。

 

※ただし、Tシャツにプリントをする用のインクなので、衣類に付くと二度と取れません。服の寿命が強制的に終わるので注意!

 

 

身長171センチ、体重53キロのぼくはこれで足ります。

 心配な方は、こちらの多めの商品をどうぞ。

 

ただ、Tシャツくんには、ひとつ欠点があるんです。

いったん固まってしまうと、こすったり、何かにひっついたりした部分がはがれてしまうんですよ。

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こんな感じで、手でもはがせてしまいます。

 

 だからこそ併用したいのが、これ。

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 ジェルタイプのワックスです。

これでコーティングすることで、はがれやすいという欠点を補うことが可能です。

ワックスはお湯で落ちるので、全身に塗っても大丈夫です。

 

髪についてしまった場合は、とにかくシャワーで流しましょう。

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30分くらい流せば、「よく見たら残ってる」くらいになります。

ただ4日間くらいは落ちないので、なるべく帽子をかぶるといいかもしれません。

もしくは、髪だけ水彩絵の具やアクリル絵の具を使う、という工夫をすれば大丈夫です。

ご安心ください。

 

1位 朱肉インク 

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塗りやすさ ★★★★★  

染まり具合 ★★★★☆

色の伸び ★★★★★

落としやすさ ★★★☆☆

発色のよさ ★★★★★

満足度 ★★★★★

 最近、初めて使ってから愛用しているのがこの朱肉インク。100均で買えます。

これ、すごいんですよ。なんと108円のこの1本で、全身くまなく塗れてしまうんです。

しかも発色も良く、塗りやすく、油性ではないので普通のシャンプーやボディーソープで落とすことができます。

とはいえ、けっこう落ちないので、全身洗ったあとでも白い服を着るのは気を付けたほうがいいですよ。

また、塗った後にほかのものに触れると色がついてしまうので、こけたりよろめいたりするのにも気を付けて。

そして塗った上から着た服と、他の服を一緒に洗うと赤くなってしまって取れないので、お気をつけてくださいね。

注意点はその3つだけで、あとは大変満足する仕上がりですので、ぜひ試してみてください。

 

あ、ちなみに髪はそこまで赤く染まらないので、水性絵の具と併用すると髪までしっかり赤く染めることができますよ。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

「明日全身に色を塗らなきゃいけない」という悩みを解決できるものになれば幸いです。

それでは!

【検証】透明なルートビアを作って飲んでみた

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こんにちは。松田です。

突然ですがみなさんは、通称『朝ティー』と呼ばれる飲み物をご存知でしょうか?

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 朝ティーとは、最近サントリーが発売した、透明なレモンティーです。

先日ユニオンで見かけて、「本当にレモンティーの味なんてするのかな?」と思ったので買ったんですが、本当にレモンティーの味がして驚きました。

桃の天然水とか、いろはすオレンジ風味とかの感じじゃないんですよ。

レモンティー風味じゃなくて、マジのレモンティーなんです。

 

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まさしく透明なレモンティー。

この『透明なレモンティー』って、すごく面白くないですか?

『紅茶には色が着いている』という概念を打ち砕いたことが、すごく面白いなと ぼくは思うんです。

 

そう思ったときに、「自分でもできるのかな」って思うじゃないですか。

自分でも、透明なレモンティー的なもの作れるんじゃないの?って。

で、考えたんですよ。

何だったら、透明な ○○が作れるかな?って。

そこで出た答えがこちら。

 

 

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ルートビアです。

『飲む湿布』という異名を持つほど香りのクセが強いルートビアなら、その風味をもたせながらも透明な液体にできるのではないかと思ったんですよ。

ということで今回は、透明なルートビアを作ってみます。

 

 

 透明なルートビアを作るにあたって、用意した材料はこちら。

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途中で試行錯誤したので、ここに割り箸と輪ゴムも含まれます。

では作っていきましょう。

 

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まず、ルートビア電気ケトルに注ぎます。

 

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 次に、注ぎ口に割り箸を逆さにして立て、カップにアルミホイルを巻いたものを乗せます。

このとき輪ゴムともう一膳の割り箸で支えると、カップがいい感じに注ぎ口の上にきます。

 

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下から見るとこんな感じ。

この状態で、スイッチを押して沸騰させます。

 

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するとだんだん、カップ内に水滴がついていきます。

20回〜30回沸騰を繰り返して、水滴が下に垂れ始めたときが頃合いです。

カップを取ってみましょう。

 

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できました、透明なルートビアです。

 

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355mlのルートビアからわずかこれだけしか取れない、非常に希少な部位ですよ。

牛でいうところのタンモト、マグロいうところのヒレ下、100円のレーズンパンでいうところのレーズンといった感じでしょうか。

ほんと、レーズンパンっていう割にレーズンがあんまりないですよね。

それでも好きですけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・。

 

「希少な部位っていうか、ただの水じゃね?」

というみなさまの反応は、重々承知しております。

でも待って、もうちょっとだけ待ってください。

 

 この水、たしかにルートビアの香りがするんですよ。ほんとに。

 

で、飲んでみると、どんな味だったと思います?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

炭を燃やした灰を混ぜた水のような味でした。

映画を観ながら一生懸命作ったのに…。

 

朝ティーのレモンティー感には遠く及びませんでしたが、ルートビアから上澄みすぎて逆に泥水のような液体を精製することはできました。

 

ある意味、無から有を生み出したような、錬金術ができたのではないかと思ってます。

 等価交換に打ち勝ったような気分です。ふふん。

 

というわけで、透明なルートビア作りの旅はまだ始まったばかり。

 

続きは誰かに任せます!グッドラック!

 

 

 

 

 

 

 

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ちなみに残ったルートビアは、薄めたカラメルソースの味がします。

現場からは以上です。