「”批判”が自分の想いを言葉にする」株式会社がちゆんの社長・国仲瞬さんのトークセッションに参加してきた。
こんにちは、松田です。
突然ですがみなさんは、琉大の産学連携推進棟という機関をご存知でしょうか?
産学連携推進棟は、琉大で優秀な人材を育てるため、普通に生活していたら出会えないような人の話を聞ける授業を作ったり、学生に、そんな方々と話ができる場を提供したりしているところです。
昨日、そんな産学連携主催の授業がありまして、お世話になっている会社の社長さんが登壇されるとのことだったので、参加してきました。
みなさん、がちゆんという会社をご存知ですか?
がちゆんは、沖縄に来る修学旅行生に向けた”平和共育プログラム”の実施を主軸とした事業を展開している会社です。
もともとはサークルから始まった活動なのですが、今や会社になり4年目を迎えました。
そんな会社を大学在学中に設立し、社長として続けてこられたのが、国仲瞬さんという方です。
プロフィール
大学1年の頃からお世話になっている方なのですが、講演の場でしか話をうかがったことがなかったんです。
一度じっくりと話を聞いてみたかったので、昨日の授業はラッキーでした。
今回は、授業の中で話された印象的だったことと、それを聞きながら、ぼくが思ったことを中心に書いていきますね。
”批判”が自分の想いを言葉にする
セッションの中で、瞬さんがこんなことをおっしゃっていました。
「偉い人の話を聞くときや、物事を見るとき、批判的な視点をもっていてほしい。」
ここで言う『批判的』というのは、相手が言ってないことはなんだろう、とか、どんな裏があるんだろうとか、何の意図があってこれを言ってるんかなとか、いろいろ勘ぐる姿勢のことを指します。
安全圏から文句を言うことではありません。
ですがぼくは、もともといい子ちゃんで生きてきたので、人の話を批判するのはよくない、という考えが頭の隅に根付いています。
自分の価値観に合うかぎり、人の話を迎合しちゃうタイプです。
「30秒でがちゆんに関する批判の言葉を考えてみて」と言われたとき、いろんな視点で考えてみたのですが、ついに出てきませんでした。
基本的に「いや、この立場の人の気持ちも、瞬さんの気持ちもわかるしなぁ」という思考になるんです。
ただそれって、一面的なものの見方なんですよね。
相手の言ってることや事柄を、そのまま受け取ってる感じ。
批判的に見ることは、裏側からとか上からとか、いろんな角度から物事を見せてくれるわけです。
これは別に相手を責めることではないし、悪いこと、やっちゃいけないことじゃないんですよね。
むしろこれができないと、自分の意見のない人間になってしまうのだという危機感をもちました。
また、”批判”というワードに関して、こんなこともおっしゃっていました。
「誰かに批判されて怒りがわいたときは、自分が大事にしていることが刺激されたということ。だからそのことをずっと頭の中で反芻して考えて、出た言葉を大事にもっておく。そうして、自分の考えを言語化していく。」
ぼくは反対意見を言われると、「相手の意見のほうが正しいのでは?」と思ってしまう、わりと自信のない人です。
だけどそれって、自分のなかの大事なものを相手に譲ってしまってる行為で、自分を大事にしてないんだろうなと思いました。
変に、平和主義な感じはありますね。
相手とぶつかりそうになると、争いを避けるために相手の意見を正しいと思ってしまうのですが、だからこそ、自分の言葉が自分のなかに蓄積されていない感覚がずっとあります。
とりあえず、自分の意見を言ってみる。このシンプルなことを大事にしていこうと思います。
ライターは、物事を批判的に見るべきか
とはいえ、以上に書いたことは、結局、瞬さんの意見を迎合してるような気がしますね。
心の底からそう思っていることは事実なのですが。
ただ、「ですよね~」と言ってるだけだとつまらないので、授業のあとに出てきた疑問を挙げてみます。
ライターって、人に何かを伝える職業じゃないですか。
良いものを、100%良いもののまま伝える仕事だと思っています。
そして、『批判的に見る』というのは、良くないものとして疑ってかかる的な意味だと解釈しています。
相手や物事のマイナス面に目を向けると言いますか。
たしかに、疑ってかかって、「よかった、やっぱり良いものだね」という結論に落とすのもいいとは思うんです。
でも、結論を出すまでの過程で、懐疑的になりたくないなぁと。
あくまでも『この人の話や、これのおもしろいところはどこだろうか』ということだけ考えていきたいです。
まぁなんというか、自分のスタンスを改めて確認できて、いい感じです。
まとめ
今回、書く媒体が自分のブログなので、内容が自分の考えに偏った記事にしてみました。
でも、授業の中では、やりたいことを見つけるより、やりたくないことを削ったほうがいい、とか、インプット型の教育を、アウトプット型の共育にするには、とかいろんな話題の話が出てました。
あと、起業するなら、なんで起業するのかを堀さげないと必ず失敗するよ、という話も。
別に起業をしたわけではないですが、その失敗にはぼくも思うところがあるし、「起業したいです」って言ってる大学生に多い考え方ですよね。
でも、それって言われなきゃ気付かない部分だと思うんです。
自分がなぜ起業するのか、自分がどう生きていきたいのか、何のために生きるのか、自分の生きたいように生きるために、起業はどんな手段になるのか、という部分は、自分一人だと考えないんですよね。
だからこそ、起業したいのであれば、すでに起業した人の話を聞くのが大事だなと、今回参加してみて思いました。
同じ轍を踏まないためにも、自分の在り方を考えるためにも。
また、起業するしないにかかわらず、起業した人の話は、誰が聞いても自分の生き方を見直すきっかけになります。
起業するというのは、自分らしく生きることを貫いていることなので。
周りに流されている中で見失ってた自分を、思い出させてくれる機会にもなりますよ。
今後も、産学連携推進棟主催で、今回のような面白い授業が開催されるので、よかったら参加してみてください。
人生が変わるかも、ですよ!
それでは!