物書きの物置き

物書きなので、物語を書いて並べます。

ぼくは光の世界の住人ではなかったのだと思う

夢を叶えるぞー!とか。

自分は将来こう生きるんだ!とか。

人の役に立つんだー!とか。

なんか、本気でそう思えないんですよね。

そういうふうに動いてる自分に遭遇すると、「誰これ?」って思うんです。

今まで必死に、真面目な後輩をやってたけれども。

すべてのメッセージに「!」をつけちゃう先輩を慕う系人間の典型として生きてきたけど、あの文章が持ってたような輝きは、ぼくのなかには、実はなかった。

あれはなんだったんだろうか。

たぶん、演じてただけだと思うんですけど、もしかしたらあれは本当の自分だった?

自分ではそうは思えないけど、どうなんでしょうね。

ただひとつ言えるのは、あのときのぼくは外から見ると、よくわからないやつだったということ。

よくわからないというのはたぶん、ぼくが自分を見せていなかったのか、僕自身も本当の自分がどんなやつだったのかを知らなかったということ。

まぁ、24時間のうち、7時間くらいは親をどう殺そうかばかり考えてたようなやつが、まともなわけないですよね。あはは。

結局は殺さなかった、ただの小心者。

 

けど、それってぼくだけなのでしょうか?

もしかしてみんな、自分のなかの黒い部分を必死に隠して過ごしてる?

これは本当の自分の人生じゃないんだと心で叫びながら、笑顔を盾にして生きてるの?

もしそうなのだとしたら、ぼくは考えを改めて、明るい自分に将来を託して黒い自分を抹殺せざるを得ません。

そうしか生きられないのなら、背に腹は代えられませんし。

 

ただこれが本当のぼくなのだとしたら、このぼくでの戦い方を見つけて生きていきたい所存であります。

こんなぼくでいていい世界はあるのだろうか。

なかったらないで、どうでもいいですが。