物書きの物置き

物書きなので、物語を書いて並べます。

開始

ぼくは飽き性でめんどくさがりだ。そのくせ、いろんなことに手を出したくなってしまう。ぼくにとって、今までやってきた部活やサークル、靴磨きなどの活動はすべて娯楽だった。なんだかんだ生きている必要があるので、その時間が少しでもおもしろくなればいいと思ってやっていた。ただ、どれも長くは続かなかった。精力的に続いたのは中学のときのバドミントンだったが、引退したときには「こんなもんか」と思うほど自分のなかでは大したものではなかった。

 そうして初めては辞めてを繰り返してきたぼくは、どうしたら物事を長く続けられるかで悩んだ。子供の頃に周囲の大人が言っていた「始めたら辞めるな」という価値観はどうしても染み付いているし、物事を続けないことには何も得られないと理解したからだ。ただ、どうしても熱意をもって続けられることが見つからなかった。

 しかし最近、600字の作文を毎日書くことを始めたら続いた。自分の意思で自分の力だけで続けているものでは、人生で一番続いている。理由は、自分が死んでもなりたくない大人になりそうだという危機を感じたからだ。ぼくは先日、めちゃくちゃ行きたかったインターンに落ちた。必死に準備をしたのに。だがそのとき痛感した。積んできたものが少なすぎるのだと。だから今の作文が続いているのだが、続けているとさらに発展させようという気になってくる。そこで、世の中の「面白い」を分析するブログを始めた。