グロいのが苦手でも読めちゃうマンガ『東京喰種』が面白すぎる
こんばんは。
みなさん、ヤングジャンプで連載中の『東京喰種』という作品をご存知ですか?
内容をざっくり言うと、人間社会に、喰種という人を喰って生きる存在がいる、そんな世界で生きる人と喰種たちの生き様を描いた作品です。
これがめちゃくちゃ面白いんですよ。
もう本当、最高。
ただ、第1巻を読んでると、まず絵と設定のグロさに驚きます。
でも読める。グロ系が苦手でも読める。
それは、東京喰種がグロさを楽しむ作品じゃないからです。
主人公である金木研は、人間と喰種のハーフなんですよ。
人と喰種の間の子どもではなく、不慮の事故によって喰種の臓器を移植されてしまったからこそのハーフ。
金木は、人間と喰種しかおらず、互いに殺し殺される関係しか存在しなかった世界で唯一、中間の存在として生まれたのです。
だからこそ彼は、人と喰種をつなぐ存在として期待され、喰種になりきれない自分を責めながらも、人であろうと努力する。
人を食べないなきゃ生きていけない、でも人は食べたくない。
その葛藤が喰種としての弱さを生み、人間としても喰種としても生きられない、中途半端な存在になってしまいます。
喰種として人を食べて生きると割りきれたら、どんなに楽かはわかってる。
けれども元人間、そう割りきれるはずがない。
そんな思いを抱えながら、手を差し伸べてくれない世界でどう生きていくのか、悲劇をどう乗り越えていくのか。
金木が葛藤しながら選んでいくその姿を見るのが、この作品の面白いところです。
容赦のかけらもない拷問シーンがあるし、耳からムカデを入れられるシーンもあるし、けっこうグロいし、バンバン人も死んでいくけど、読み進めてしまうという中毒性があるんですよ。
ちなみにぼくは3日連続でマンガ喫茶に通って、全巻読みました。
新刊を待ち遠しく思っているところです。
東京喰種、本当に面白いのでぜひどうぞ!