物書きの物置き

物書きなので、物語を書いて並べます。

模索

 仕事には、何をどうしていいかわからないという状況がある。しかしそんな状況にも光を見つけて解決していくのが仕事であるとよく言われる。それは大変理解ができるけれども、では無理なものは無理だというのはわがままだろうか。例えば、レベル5のポケモン6匹のパーティーで四天王を倒すことはできないだろう。これで倒せるという人は、攻撃力や回避率を爆上げする手段を仕込んでいるはずだ。だがそんな特殊な手段を取るより、順当にレベルを上げたほうが早い。ポケモンの世界ではレベルの上げ方がわかりやすいが、現実世界ではどのように努力値を積めばいいかがわかりづらい。ぼくは今、そこで悩んでいる。

 無理があるならその状況を全部伝えて何をすべきかの判断を仰ぐ、というのも仕事をする上で必要なのだと思う。だが上司がいない状況で、自分1人でなんとかするしかない場合、どうすればいいのだろうかと思う。そんなこといってないでさっさとやれよという意見もわかる。常々自分に言い聞かせている。できないと諦めるのではなく、できるまで光を見つける努力をすることが大事なのだろう。それが仕事で努力値を積む方法なのだろう。そうすることで、その仕事が失敗だろうが成功だろうが、もしかしたらレベルアップしていることもあるんだろうと思う。

 ぼくは最近、心に「完璧を目指すよりまず終わらせろ」という言葉を置いている。この言葉を血に溶かし、細胞に行き渡らせたい。