物書きの物置き

物書きなので、物語を書いて並べます。

又吉直樹著『第2図書係補佐』を読んで25

今回は『あらゆる場所に花束が…...』の内容について。

 

今回の文章は、「突き抜けた登場人物が出てくる」という要素に着目して書かれたものだ。

 

突き抜けた登場人物→どの枠にも収めることが出来ず、恐ろしく感じてしまう人達、として、学校に一度も来なかった同級生、近所の変人を倒したと吹聴するいとこのお兄さん、自分にだけめちゃくちゃキレてくる担任の話があった。

 

誰もがもっていそうな経験の話をもってきて、最後にその本に対する的確な賛辞というか、自分がこの話を書いたある種の種明かしをすることで興味をそそるという型が、この辺りで武器として確立されたんだなと思った。