物書きの物置き

物書きなので、物語を書いて並べます。

鼻水

 風邪を引いたとき、この量の鼻水がどこに貯蔵されているのかと疑問に思う。2日前から鼻水が止まらなくなり、今も大量のティッシュを消費している。昨日居酒屋で飲み会をしていたときも、灰皿に口拭く用のペーパーで山を作ってしまった。1ヶ月ぶりに掃除しに入った男子高校生の部屋のゴミ箱にもこんなに貯まらないよ?というくらいの山にしてしまい、店主さんに申し訳なくなってしまった。

 鼻水には、多くの水分が含まれているのだと思うのだ。体内で殺菌した菌の亡骸を水に流したものが鼻から出てくるのだという認識しているが、その水はどこから出てくるのか。ぼくは何度か熱中症になったことがあるが、明らかにそのとき以上の水分が体外に排出されている気がしている。それでも体調は悪くない。鼻をかみすぎて頭が痛いだけである。これは何なのだろうか。

 過去に、テレビで「鼻水かと思ったら脳みそが溶けて出ていた」という話を観たことがあり、それ以来鼻水が本当に鼻水か信じられなくなってしまった。鼻から出ている液体が、本当は脳みそなのではないかと怖くなる。というのも、今までの経験上、風邪を引くと喉が痛む→咳が出る、鼻水が出る、と言う流れで治り、鼻水が3日も長引くことはなかった。しかも今回の鼻水はなぜか後頭部が痛む。治りかけても寝るとひどくなる。そう考えると、心配性のぼくは日に日に脳みそがなくなっているのではないかという不安に駆られるのだ。