物書きの物置き

物書きなので、物語を書いて並べます。

自分にインタビュー「考え方に正解はなくて、人それぞれ信じている原則があるだけ」

松田「松田さんって、昔から『何を信じて生きたらいいかわからない』って思いながら生きてたじゃないですか」

 

松田「そうですね。親も塾の先生も学校の先生も、じいちゃんばあちゃんも、大学で出会った人たちもみんな、テンでバラバラなことを言っていて、ぼくは何を信じていいのかわからず、迷っていました。それは、ぼくが自分の人生で失敗をしたくなくて、正解を求めていたからです。出会う人に、これからどんな価値観、考え方をもって進んだら正解かを求めていた。」

 

松田「でも、最近は正解なんてないことに気付かれたんですよね。何があったんですか?」

 

松田「とくに、この瞬間を機に気付いたというのはないのですが、ライターという道を選んで進んでいく中で、徐々に気付いていきましたね。ライターを始めてから多くの大人の方と、ライターとして、責任を負って仕事をしているという意味での一社会人として話してみると、意外とみなさん迷いながら仕事をされていたんです。成功をおさめているように見える人でも試行錯誤の途中だし、自分で考えて答えを出しながらやってきた結果が今というだけで、みんな途中なんだというふうに思ってからは、正解なんてないのだという証拠探しを始めました。そしたら、誰も自分の人生に対する正解をもっていなかったので、自分も踏ん切りがついた感じですね。正解を人に求めてもないし、自分で作るしかないと。だから今、試行錯誤してみてます。全然結果が出ないのが悔しいですが、この時期を耐えて結果が出ると、大人のみなさんが経験してきたような嬉しさを自分も味わえるんだろうなと思えて楽しみです。」